スタッフ

内藤和明

内藤和明(NAITO Kazuaki)(主任研究員)

コウノトリの生息環境の景観生態学的な研究,コウノトリの遺伝的多様性に関する研究,二次的自然に生育する植物に関する研究などをしています.

略歴

1968年 生まれ
1991年 広島大学総合科学部総合科学科卒業
1993年 広島大学大学院生物圏科学研究科環境計画科学専攻博士課程前期修了
1996年 広島大学大学院生物圏科学研究科環境計画科学専攻博士課程後期修了,博士(学術)取得(広島大学)
1996年 科学技術特別研究員(農林水産省中国農業試験場畜産部勤務)
1999年 姫路工業大学自然・環境科学研究所講師(兵庫県立コウノトリの郷公園研究員を兼務)
2004年 兵庫県立大学自然・環境科学研究所講師(兵庫県立コウノトリの郷公園研究員を兼務)
2013年 兵庫県立大学自然・環境科学研究所准教授(兵庫県立コウノトリの郷公園主任研究員を併任)
2014年 兵庫県立大学地域資源マネジメント研究科准教授(兵庫県立コウノトリの郷公園主任研究員を併任)
現在に至る

専門分野
景観生態学、植物生態学

研究内容

里地里山に生育する絶滅危惧植物の保全生態学的研究
環境保全型農法実施水田と慣行水田の植物群落の研究
コウノトリの採餌行動と土地利用との関係解析
コウノトリ個体群の遺伝解析

研究業績

著書
1) Naito, K., Sagawa, S. and Ohsako, Y. 2014. Using Oriental white stork as an indicator species for farmland restoration. In: Nishikawa, U. and Miyashita, T. eds. Social-ecological restoration in paddy-dominated landscapes. Springer, Netherlands. pp. 123-138. doi:10.1007/978-4-431-55330-4_9
2) Naito, K., Kikuchi, N. and Ohsako, Y. 2014. The role of oriental white stork in maintenaning the cultural landscape in the Toyooka basin, Japan. In: Hong, S.-K., Bogaert, J. and Min, Q. eds. Biocultural landscapes. Diversity, functions and values. Springer, Netherlands. pp. 33-44. doi:10.1007/978-94-017-8941-7_4
3) 内藤和明. 2010. 復元生態学. 石川 統・黒岩恒祥・塩見正衛・松本忠夫・守 隆夫・八杉貞雄・山本正幸(編). 生物学辞典. 東京化学同人.
4) 内藤和明・高橋佳孝・井上雅仁. 2010. 三瓶山の半自然草地における草原性生物の保護と生物多様性保全. 日本草地学会編. 草地科学シリーズ2 草地の生態と保全 ー家畜生産と生物多様性の調和に向けてー 学会出版センター. pp.70-84.
5) 内藤和明・池田 啓. 2009. 農業生態系の修復:コウノトリの野生復帰を旗印に. 大串隆之・近藤倫生・椿 宜高(編). シリーズ群集生態学第6巻. 京都大学出版会. pp.129-158.
6) Ohsako, Y., Ikeda, H., Naito, K. and Kikuchi, N. 2008. Reintroduction project of the oriental white stork in coexistence with humans in Japan. In: A long life for clean Amur (ed. Ryabinin, N. A). Natural Reserve Bolonsky, Khabarovsk. pp. 189-199.
7) 内藤和明・大迫義人・池田 啓. 2005. コウノトリの野生復帰と田園における自然再生. 亀山 章・倉本 宣・日置佳之(編)「自然再生:生態工学的アプローチ」ソフトサイエンス社, 東京. pp.112-123.
8) 内藤和明. 2004. 個体群の構造と動態. 日本草地学会(編). 草地科学実験・調査法. pp.210-214.
9) Nakagoshi, N. and Naito, K. 1995. Landscape management and plant conservation in the national parks in Japan. In: Development of National Strategy for Conservation of National Parks and Protected Areas in Korea (ed. Lee, I.-K.), pp. 127-137. Korean Biodiversity Council and National Parks Authority, Seoul.
10) Naito, K. and Nakagoshi, N. 1994. The conservation ecology of Pulsatilla cernua (Thunb.) Spreng (Ranunculaceae), an endangered species in Japan. In: Applied Vegetation Ecology (eds. Song, Y., Dierschke, H. and Wang, X.), pp. 263-269. East China Normal University Press, Shanghai.

学術論文(主要なもの)
1) 内藤和明・佐川志朗. 2014. コウノトリ育む農法実施水田における植物群落の特徴(予報). 野生復帰, 3: 51-55. 2) 内藤和明・西海 功・大迫義人. 2012. 豊岡の飼育下および野外のコウノトリの遺伝的多様性と繁殖計画への示唆. 野生復帰, 2: 57-62.
3) 内藤和明・吉沢拓祥・三橋陽子・佐藤 稔・大迫義人. 2012. コウノトリの飼育情報を一元的に管理するシステムの開発とその運用. 野生復帰, 2: 75-80.
4) 大迫義人・内藤和明・吉沢拓祥. 2011. 明け2才で繁殖した野外コウノトリのオス. 野生復帰, 2 81-82.
5) 内藤和明・大迫義人. 2011. 放鳥個体の追跡記録の記述に基づくコウノトリの行動の類型化とモニタリングへのフィードバック. 野生復帰, 1 37-43.
6) 佐藤 稔・吉沢拓祥・三橋陽子・大迫義人・内藤和明. 2011. 野外コウノトリの捕獲方法3種類の比較と有効性. 野生復帰, 1 71-76.
7) 内藤和明・菊地直樹・池田 啓. 2011. コウノトリの再導入ーIUCNガイドラインに基づく放鳥の準備と環境修復ー. 保全生態学研究, 16: 181-193.
8) 内藤和明. 2011. 豊岡盆地におけるコウノトリの野生復帰のための自然再生. 関西自然保護機構会誌, 33(1) 9-13. 9) 高橋佳孝・井上雅仁・兼子伸吾・堤 道生・内藤和明・小林英和・井出保行. 2009. 放牧管理に伴う三瓶山ムラサキセンブリ(Swetia pseudochinensis)自生地の植生の変化. 日本草地学会誌, 55: 29-33.
10) Naito, K. and Ikeda, H. 2007. Habitat restoration for the reintroduction of oriental white stork. Global Environmental Research, 11(2): 217-221.
11) Manabe, T., Ito, K., Hashimoto, D., Naito, K., and Watanabe, S. 2007. Community structure of secondary evergreen broad-leaved forests in the urban area of Kitakyushu City, western Japan. Bulletin of Kitakyushu Museum of Natural History A, 5: 39-48.
12) Takahashi, Y. and Naito, K. 2006. Vegetation characteristics of a habitat of Swertia pseudochinensis at the foot of Mount Sanbe: a prelininary study for planning restored vegetation management. Grassland Science, 52(1): 37-39.
13) 内藤和明・高橋佳孝. 2002. 三瓶山の半自然草地における生物多様性保全. Grassland Science 48(3): 277-282.
14) Zhou, J., Naito, K. and Takahashi, Y. 2002. Secondary vegetation at different abandoned ages from grazed grassland in uplands of SW Honshu, Japan. Vegetation Science, 19(1): 11-23.
15) Naito, K. and Nakagoshi, N. 2001. Distribution pattern of Erythronium japonicum in a rural forest in southwestern Japan. Hikobia, 13: 313-318.
16) Takahashi, Y. and Naito, K. 2001. The effects of defoliation management on species diversity in a shortgrass-type grassland: a preliminary study. Grassland Science, 47(3): 300-302.
17) Naito, K. and Nakagoshi, N. 2000. Human impact on the distribution and population structure of Dianthus japonicus Thunb. (Caryophyllaceae) on a coastal cliff. Hikobia, 13: 235-240.
18) Kameyama, Y., Isagi, Y., Naito, K. and Nakagoshi, N. 2000. Microsatellite analysis of pollen flow in Rhododendron metternichii var. hondoense. Ecological Research, 15: 263-269.
19) Naito, K., and Takahashi, Y. 2000. Biased distribution of autumn-flowering plants in a Zoysia japonica grassland in relation to patch structure. Grassland Science, 46: 10-14.
20) Manabe, T., Naito, K. and Nakagoshi, N. 2000. Stand structure and regeneration characteristics of major woody species in a secondary evergreen broad-leaved forest, in the suburban Kyushu, Japan. Bulletin of the Kitakyushu Museum of Natural History, 19: 117-128.
21) Naito, K., Isagi, Y., Kameyama, Y. and Nakagoshi, N. 1999. Population structures in Rhododendron metternichii var. hondoense assessed with microsatellites and their implication for conservation. Journal of Plant Research, 112: 405-412.
22) Naito, K., Isagi, Y. and Nakagoshi, N. 1998. Isolation and characterization of microsatellites of Rhododendron metternichii Sieb. et Zucc. var. hondoense Nakai. Molecular Ecology, 7(7): 927-928.
23) Nakagoshi, N. and Naito, K. 1997. Traditional land use and threatened plants in rural landscape in Japan. Journal of International Development and Cooperation, 3(1): 1-13.
24) Manabe, T., Naito, K. and Nakagoshi, N. 1997. Vegetation structure of a secondary grassland at a line corridor in Fukuchi mountain system, northern Kyushu. Bulletin of the Kitakyushu Museum of Natural History, 16: 113-135.
25) Naito, K. and Nakagoshi, N. 1995. The conservation ecology of Iris rossii Baker (Iridaceae), a threatened plant in rural Japan. Journal of Plant Research, 108: 477-482.
26) Naito, K., Manabe, T. and Nakagoshi, N. 1995. A habitat of Lithospermum erythrorhizon Sieb. et Zucc. (Boraginaceae), a threatened plant, in Hirao-dai limestone plateau, Kyushu. Bulletin of the Kitakyushu Museum of Natural History, 14: 99-111.

社会活動

委員会委員など
・共同利用・共同研究拠点計画委員, 京都大学野生動物研究センター, 2011-2014年度
・円山川水系自然再生推進委員会技術部会委員(2005-2015年度)
・モニタリングサイト1000陸生鳥類調査検討会議委員, 環境省(2008-2015年度)
・生息環境向上技術調査「豊岡地区」調査検討会委員, 近畿農政局(2006-2009年度)
・生態系保全型水田整備推進事業赤石地区に係る環境アドバイザー(2001-2005年度)
自治体が行う調査への協力など
・三原市教育委員会発行. 2004. 天然記念物「沼田西のエヒメアヤメ自生南限地帯」保護増殖事業調査報告書(三原市文化財調査報告第9集).(分担執筆)
・三原市教育委員会発行. 2001. 天然記念物「沼田西のエヒメアヤメ自生南限地帯」の保存管理事業に伴う現状調査報告書(三原市文化財調査報告第3集).(分担執筆)
・防府市教育委員会発行. 1998. 天然記念物「エヒメアヤメ自生南限地帯」(西浦)の緊急調査事業に関する報告書.
・中越信和・内藤和明. 1998. 蒲刈町の維管束植物. 蒲刈町誌自然編. 蒲刈町教育委員会. pp.93-104.
・真鍋 徹・内藤和明・中石光彦. 1996. 白山多賀神社における社叢林の組成・構造と更新状況. 苅田町文化財調査報告書. 27: 88-104.

その他(最近の主なもの)
・トライ・やるウィーク指導員, 兵庫県教育委員会(2000-2012年度)
・スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業にかかる指導, 豊岡高等学校(2007-2011年度)
・鶴見カフェ話題提供, 「コウノトリの新たな遺伝解析は個体群の管理に役立つか」, 2012/9/16
・与布土自治協議会学習会講演, 「野外のコウノトリの一年間」, 2012/4/28
・鶴見カフェ話題提供, 「適度な見晴らしが鍵なのか?~コウノトリのなわばりと営巣場所~」, 2011/10/16
・大阪バードフェスティバル講演, 「豊岡盆地におけるコウノトリの野生復帰のための自然再生」, 2010/11/21
・広島大学総合博物館シンポジウム講演, 「コウノトリの再導入がもたらすもの」, 2010/11/3.
・鶴見カフェ話題提供, 「放鳥個体のモニタリングから見えてくるもの」, 2010/10/10.
・ふくい農林水産支援センター研修講師, 「コウノトリに優しい田んぼづくり」, 2010/10/8.
・兵庫県生物教育部会講演, 「田園生態系におけるコウノトリの再導入」. 2010/7/2.
・生物多様性とトキの放鳥を考えるシンポジウム, パネリスト, 新潟, 2009/11/14.
・鶴見カフェ話題提供, 「育ての親と実の親が違う!? 野外で巣立ちしたコウノトリの父性解析」, 2009/9/20.
・コウノトリ野生復帰学術研究発表会, コーディネートおよび講評, 2009/7/31.
・沼田西エヒメアヤメモニタリング調査の報告会, 2009/6/20.
・鶴見カフェ話題提供, 「豊岡盆地の餌生物調査報告」, 2009/5/17.
・市民学芸員講座講師, 「エヒメアヤメのモニタリング -長期間の調査でみえるもの-」, 三原市教育委員会, 2009/4/26.

外部資金の獲得
・野外コウノトリの生理学的および病理学的モニタリング手法の開発. 科学研究費補助金基盤研究C 課題番号26430206. 平成26~28年度. 代表者.
・アダプティブ・マネジメントによるコウノトリ野生復帰の研究と実行. 科学研究費補助金基盤研究B 課題番号24310033. 平成24~26年度. 分担者.
・野外および飼育下からなるコウノトリのメタ個体群における遺伝的管理の最適化. 科学研究費補助金基盤研究C 課題番号22510248. 平成22~24年度. 代表者.
・コウノトリはなぜ豊岡盆地で生き残れたのか? -標本と歴史資料が語る生態系のしくみ-. 科学研究費補助金基盤研究C 課題番号19611022. 平成19~21年度. 分担者.
・コウノトリの生息地としての円山川水系における生物多様性の向上に関する研究. 河川整備基金助成. 助成番号20-1215-025号. 平成20~21年度. 分担者.
・自然再生に向けた心象景観地図の作成に関する研究.平成16年度兵庫県立大学特別教育研究助成金 特別研究.2004年度. 分担者.
・自然・社会環境を統合した流域景観マップの構築. 〔河川美化・緑化〕調査研究助成. 助成番号. 2003-4(ト). 2004-2005年. 分担者.
・景観生態学的手法および分子生態学的手法を用いた都市内残存緑地の機能評価. 科学研究費補助金基盤研究C・一般・(2)課題番号15570026. 平成15~17年度. 分担者.
・戦略的環境アセスメントのための地域景観情報の総合化. 科学研究費補助金基盤研究B(1)課題番号14380274. 平成14~16年度. 分担者.
・コウノトリの生息を可能とするワンドの生物多様性の保全に関する研究. 河川整備基金助成. 助成番号13-1-4-21号. 平成13~15年度. 分担者.

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