園長日記

(062)IPPMサントリーから助成金を受ける

昨年の11月29日に、放鳥10周年を記念して、東京・上野の東京都美術館講堂でIPPMが主催するコウノトリ保全フォーラム「野生復帰10年、そして新たな旅立ち-全国へ、そして世界へ-」開催され、180名もの人々が集まって熱気ある討論が行われた。その最後には、東京宣言が発せられ、5つの今後のアクションプランが採択された。

それは以下の5つの活動である。(1)自治体や地域住民等が行っている様々な活動への支援、(2)多くに人が野生復帰について学び理解するための活動、(3)科学的知見を活用した評価や効果的な事業計画の立案・活用、(4)同一スキームでの足環装着と目撃情報の分析・活用、(5)監督官庁との連携や勉強会の開催。これらの活動を進めていくにはどうしても安定した予算が必要であり、2016年度の第27回「サントリー世界愛鳥基金」に助成金を申請していたところ、先ごろこれが認められ、4月5日に東京の日本工業倶楽部会館で贈呈式が行われ出席してきた。

サントリー世界愛鳥基金は1990年に発足して、今年で第27回目を迎えた。助成は「鳥類保護団体への活動助成部門(11件、2,000万円)」「地域愛鳥活動助成部門(12件、198万円)」「水辺の大型鳥類保護部門(3件、2,000万円)」、総額4,198万円が贈呈された。IPPMは、他の10団体とともに「鳥類保護団体」への助成として200万円が助成された(写真1、2)。

このお金は、上記の東京宣言の5つの活動に使われる予定だが、前号No.61で書いた、卵の移動などに要する経費や、移動技術の改良に関する研究にすでに使われている。また、5月26日27日に、コウノトリにどのように個体識別用の足輪を装着したらよいのか学ぶ研修会が兵庫県立コウノトリの郷公園で開催され、動物園関係者やコウノトリの放鳥に携わっている自治体などの会員が14名参加されたが、こうした際にも経費の一部として使われている。こうしてIPPMも着実に動き出した。サントリーの息の長い助成活動にも心から敬意を表したい。

(写真1)運営委員長の小林 光氏から200万円の助成金が渡された

(写真1)運営委員長の小林 光氏から200万円の助成金が渡された

(写真2)当日助成を受けた各種団体・個人の記念写真

(写真2)当日助成を受けた各種団体・個人の記念写真


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